Q&A
キュービクル式高圧受電設備のよくある質問
代表例を掲載しています。
交流電力の効率に関して定義された値で、皮相電力に対する有効電力の割合のことをいいます。
電力損失が低減し、設備に余裕ができます。
また、力率85%を基準として、これより力率を改善すれば電気料金の内の基本料金が割引かれ、逆に下回れば基本料金が割増される力率料金制度があります。
一般的に、モータなどの無効電流は遅れ電流ですので、進相コンデンサを負荷に並列に接続することで力率を改善することができます。
進相コンデンサに流れ込む電流は負荷と反対方向の進み電流となりますので、負荷の遅れ電流と打ち消されて皮相電流は小さくなり、有効電流のみの値に近づき、力率が改善されます。
配電線の各相の負荷バランスが崩れることを不平衡といいます。高圧受電の三相3線式における不平衡の限度は、単相接続負荷より計算します。高圧受電設備規程では設備不平衡率を30%以下にすることが記載されています。
ただし、次のような場合は、設備不平衡率がクリアされているとみなされます。
a)100kVA以下の単相変圧器の場合
b)単相変圧器の最大と最小の差が100kVA以下の場合